逗子の「おやつ」和菓子編~季節や歴史をお届け~
逗子には新旧の和菓子店があります。歴史を感じる銘菓もあれば、1つ買ってパクっとできるお散歩のお供もあります。
お花見や端午の節句など季節の行事にも欠かせない彩りです。
三盛楼
老舗和菓子店といえばここ。JR逗子駅から逗子海岸へ向かう「逗子銀座商店街」の入り口にあります。逗子は芥川賞・直木賞作家を始め、文豪にも縁があり、逗子海岸・浪子不動は徳冨蘆花の名作「不如帰」の舞台になり、石碑もあります。そのことから創作された銘菓「浪子最中」「不如帰饅頭」のほか、ふるさと銘菓「柏原」、逗子八景「帰帆サブレー」も逗子の歴史を感じてもらえます。
もちろん草餅やおはぎ、焼き団子も昔からのファンが多いです。
菓子 こよみ
70年の歴史ある「逗子銀座商店街」は新旧さまざまな商店が並んでいます。そのなかにあってこの小ぶりな店前はほっこりとした佇まい。季節に合わせた2種類ほどの上生菓子(練切)は季節に合わせて心待ちにする人もます。定番の塩豆大福はとろけるよう。「作り立てを召し上がってもらいたい」と話す店主は店が開店しても1つ1つ丁寧に作り続けるそうですが、開店と同時に人が並び、お昼頃に売り切れることも多いです。
菓匠 からくさ
京急逗子・葉山駅到着寸前に左の窓から「おはぎ」という大きな文字が見えます。田越川の橋のたもとにあるおはぎ専門店。雑穀米を使い、からだに優しい素材で早朝から一つ一つ手でまあるく作り上げています。こしあん、つぶあん、みたらしなどの定番6種類と季節ものが2種類。小ぶりサイズなので2つ3つ一度にいけちゃう。全種類1つずつ大人買いする人も多いので売り切れにはご注意。
和菓子 日影茶屋
JR逗子駅前のスーパースズキヤ1階、「スターバックス」と並んでいます。カフェスペースもあるので、コーヒー飲みながら大福など和菓子を食べる人も珍しくありません。
葉山ゆかりの夏ミカンなど地元の素材を使ったものや葉山本店で文豪・夏目漱石も食べたというカステラ(かすてーら)「らんとう(卵糖)」などストーリーのある銘菓がおみやげとしてもお勧め。辛党には上品な米菓子おかきなども定番です。