逗子の歴史めぐり~泉鏡花ゆかりの地をめぐる旅~
逗子市と所縁が深く、明治から大正、昭和にかけて活躍し、今もなお多くの人々に読み継がれる浪漫主義文学の傑作の数々を残した文豪・泉鏡花。ゆかりの地を歩いてみます。
※モデルプラン外のおススメスポット
・逗子に住む
明治38年(1905)7月~明治42年(1909)2月。胃腸病悪化のため静養。田越村大字逗子954番地。(現)逗子市逗子5丁目9-38
鏡花の住んだ明治38年頃の逗子は避暑地、保養地として有名になって、別荘が建ち、夏場は海水浴を楽しむ観光客で賑わいました。
鏡花の住んだ借家は、駅からほど近い二階建て二軒長屋の一方でした。当時に思いを馳せて…田越川沿い散策はいかがでしょう。
大崎公園の鏡花句碑
秋の雲 尾上のすすき 見ゆるなり
ススキが自生していた景勝の地・大崎公園に、ウサギを象った句碑が、平成2年に建てられました。
「ウサギ」について
母親から、「自分の干支から7番目の干支を集めると幸運が訪れる」と言って贈られた水晶のウサギは、生涯の宝物となり、終生ウサギのコレクションが続けられました。
JR逗子駅東口
逗子駅を出て、なぎさ通り商店街へ向かいます。
- 住所
- 神奈川県逗子市逗子1-1-10
久木新道
エネオス手前の横断歩道を渡って右折します。「久木新道」バス停脇の道を上っていきます。
この広い道路の前身は、大正の初めに横須賀の軍港に向かう送水管を埋設した「水道みち」で、このすぐ先に送水管専用のトンネルがあり、人車は通れませんでした。
- 住所
- 逗子市久木4丁目
名越切通入口に向かいます。
その先左折します。道なり、坂道です。
第一切通までの急坂です。亀が岡団地造成工事で昔の面影はありませんが、平均勾配は「浦賀みち」時代とかわりません。
- 住所
- 逗子市久木4丁目
名越切通入口へ
急坂を上り切ると第一切通です。
- 住所
- 逗子市小坪7丁目
名越切通
まんだら堂やぐら群
毎年、春と秋に限定公開しています。
法性寺への道
大切岸も見えます。
お猿畠の大切岸
法性寺
法性寺から岩殿寺への道
岩殿寺
久木トンネル
トンネルを抜けたら左折します。
- 住所
- 逗子市山の根2丁目
泉名月(いずみなつき) 旧居跡への道
- 住所
- 逗子市山の根2丁目
泉名月住居跡
泉 名月 旧居跡
泉 名月 鏡花の姪、弟斜丁の娘。
鏡花没後、すゞ夫人の養女となり、
夫人亡きあとは、逗子市山の根に住み(昭和30年~平成20年)、
母サワと共に、鏡花の遺品、原稿などを守り続けました。
碑は平成21年に建てられました。