天照大神社
漁港を見下ろす小坪の鎮守「天照大神社」
小坪天照大神社の創建年代等は不詳ながら、康安2年(1362)の文書に小坪神明神と記載され、神領を有していたとされます。小坪須賀神社と共に、小坪村の鎮守として祀られ、明治維新後の社格制定に際し明治6年村社に列格していました。祭礼は現在九月十五日。『皇国地誌』には祭礼九月一日とあります。鎌倉大町の八雲神社から神官を招き「お湯花」の行事があります。南町の龍宮社は漁民の信仰が厚く、かつては正月三日(現在二日)が祭礼でした。男が女の着物を着て、舟で龍宮社に参詣したといわれています。 現在龍宮社に埋めたてられ陸つづきになっていますがもとは大崎の鼻にありました。同じ南町にある秋葉神社の祭礼は十一月一日に神前においてお火たきの行事が行われました。小坪は人家が多く、火災が発生すると全体が類焼するので、火伏せの神である秋葉様をまつるといわれています。昔は若い衆の新入が各戸を「アキヤサマの灯明銭を貰いに来ました」といって廻り、各戸からお金とマキ一本を一貰い社前に供えました。その後集めたマキを燃やし御師の祈禱、がありました。この後船謡や小坪甚句が歌われたいそう賑やかであったと伝えられています。谷戸にある天王社(鷲浦社、須賀社ともいわれています) の祭礼は小坪随一のまつりといわれ、毎年七月十四日、十五日に祭礼が行われます。十四日はヨミヤ、十五日はオタビといいます。
基本情報
- 住所
- 〒249-0008 神奈川県逗子市小坪4-20-1
- アクセス
- JR横須賀線逗子駅東口
京浜急行バス 7番乗り場 「小坪経由・鎌倉行き」乗車⇒「小坪」下車
徒歩15分
- リンク
- 猫の足あと