宗泰寺
不動明王像に引き寄せられ、迎えてくれるのは門前の天燈鬼
鎌倉時代の創建ですが、江戸・明治と二度の火災にあい、寺歴は消滅。室町後期の阿弥陀如来と不動明王、十王像が残っています。閻魔十王像は約三百年前鎌倉扇ケ谷の仏師加賀によって造られたもので市指定文化財。奪衣婆(だついば)座像は市指定文化財。湘南七福神の大黒天(五穀豊穣、福徳や財宝を与える福の神)が祀られています。
海長山と号し、真言宗延命寺の末寺です。本尊阿弥陀如来立像と閻魔十王像(閻魔と地獄の裁判官)、奪衣婆像が祀られています。十王とはあの世の入り口で生前の行いに依って亡者を裁くという十人の恐ろしい王のことで、閻魔大王もその一人。奪衣婆とは同じくあの世の入り口で亡者の着物を剥ぎ取る鬼婆のこと。どちらも市内の寺院には珍しい像で名主の石渡家の先祖が1685年に仏師に作らせて寄進したものと云われています。
基本情報
- 住所
- 〒249-0005 神奈川県逗子市桜山7-7-1
- お問い合わせ先
- 宗泰寺
- 電話番号
- 046-873-9425
- アクセス
- 京急逗子・葉山駅から徒歩約4分
- リンク
- 逗子市内の重要文化財木造十王及び奪衣婆坐像 逗子・葉山 湘南七福神めぐりガイド