浪子不動
秋の七草 第七番 尾花の寺 浪子不動
白滝山 高養寺。本堂は葉山の廃寺慶増院の建物を移したもので、高養寺の名は葉山にゆかりのある二人の政治家(高橋是清・犬養毅)からとられています。
逗子海岸を一望できる場所(高台)にあり、近くには、不如帰の碑、桜貝の歌碑などがあります。披露山公園へ抜けるハイキングコースの上り口となっています。
今から600年以上も昔のこと、披露山あたりの山から毎晩ふしぎな光がさすようになり、それまでたくさんとれていた魚がとれなくなってしまいました。鎌倉の補陀落寺(ふだらくじ)の頼基法印(らいきほういん)というお坊さんが人々のなげきを聞き、そのあたりを調べると、岩のほらあなの中に石の不動尊を発見。村人が大切に奉ったところ、また魚がとれるようになったという話が残っています。この祠(ほこら)は、小坪の船を暴風雨から守ったところから「浪切不動」や、後ろに滝があるので「白滝不動(しらたきふどう)」などと呼ばれ、漁村の信仰を集めるようになりました。その後徳冨蘆花「不如帰(ほととぎす)」がここを舞台にしたことから主人公「浪子」にあやかり浪子不動と呼ばれる様になりました。
基本情報
- 住所
- 〒249-0007 神奈川県逗子市新宿5-5-5
- お問い合わせ先
- 金蔵院
- 電話番号
- 045-752-1741
- アクセス
- JR逗子、京急逗子・葉山駅から徒歩約20分
横浜横須賀道路、逗子ICから約20分 - リンク
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