不如帰の碑
干潮時には側まで歩いて行くことが出来ます。
昭和8年「高養寺」(浪子不動)前の海中の岩場に建てられました。
使われている石は江戸城の石垣用のもので、佐賀鍋島藩が伊豆の石を船で運ぶ途中事故に遭い、海に落ちたものだと伝えられています。
石碑の文字は蘆花の兄蘇峰の筆で、碑の下には蘆花愛用の筆と硯が収められて います。
徳冨蘆花は病に倒れ、伊香保温泉で兄・徳富蘇峰と再会して和解し、「後のことは頼む」と遺言して死去したといいます。享年58歳でした。一方、兄・蘇峰は満94歳の長寿をまっとうしました。また、子どもがいなかった蘆花に対し、兄・蘇峰は9人の子どもがあったといいます。
兄・蘇峰が揮毫(きごう)した「徳冨健次郎之碑」は健次郎(蘆花)の死後6年後に建立されました。 海中に建てられていますが、干潮時には碑の傍まで歩いていくことができます。
基本情報
- 住所
- 〒249-0007 神奈川県逗子市新宿5丁目
- お問い合わせ先
- 逗子市観光協会
- 電話番号
- 046-873-1111
- 駐車場
- 逗子海岸ロードオアシス駐車場(有料)
- アクセス
- JR逗子駅、京急逗子・葉山駅から徒歩20分