弥勒やぐら(神武寺)

現存する数千とあるやぐらの中で、供養された人物が分かる唯一のやぐら。

「やぐら」とは、13~15世紀にかけて、鎌倉と近隣を中心に営まれたもので、崖に四角い横穴を穿ち、中に五輪塔を据え、死者を弔う葬送供養の場でした。逗子市域ではこの他に「まんだら堂やぐら群」「こんぴらやぐら群」なども知られています。

ここの「みろくやぐら」の中には石造弥勒菩薩坐像が安置され、この石像の背後に正応3年(1290)に73歳で没した鎌倉八幡宮の舞楽師・中原光氏の名が刻まれています。

光氏は文永3年(1266)に、鎌倉八幡宮に木造弁才天坐像(国指定重要文化財)を奉納しています。

エリア
沼間
カテゴリー
歴史・文化
大人のひとり旅

基本情報

住所
神奈川県逗子市沼間2丁目
お問い合わせ先
逗子市観光協会
電話番号
468731111
リンク
逗子市内の重要文化財 26

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