逗子海岸流鏑馬(11月)
戦後、往時をしのんで1994年から復活した伝統行事(令和6年度の開催はありません)
流鏑馬、と書いて「やぶさめ」と読みます。
馬に乗りながら的を射るこの儀式は、武田流と呼ばれる古来から伝わった流派により現代まで伝承され、今もなお続いている伝統ある儀式です。射る矢は鏑矢(かぶらや)と呼ばれる音のでる矢であり、神に供える神聖なものとして神職や氏子により実施されています。
『吾妻鏡』には、1200年(正治2年)9月2日、源頼家が小坪で「笠懸」を行ったとの記録があり、その場所が逗子海岸ではなかったかと考えられているそうです。
また、逗子海岸では、終戦後、逗子なぎさホテルに進駐していた米軍に流鏑馬騎射を披露したことをきっかけに、1948年(昭和23年)、1949年(昭和24年)に日米親善流鏑馬騎射会が行われたといいます。このような歴史がある中逗子海岸の流鏑馬は1992年(平成4年)から行われています。
逗子海岸での流鏑馬の儀は、午前より子ども武者による武者行列が市内を回り、弓引きの儀を行います。
その後逗子開成学園の生徒による和太鼓の演奏があり、流鏑馬の準備を整えます。生で聞く和太鼓の音でいよいよ始まる流鏑馬に向けて空気は一層緊張感を増し、流鏑馬が始まります。
※令和6年度の開催はありません。
基本情報
- 住所
- 〒249-0007 神奈川県逗子市新宿1-2210-6番地他
- お問い合わせ先
- 逗子市商工会
- 電話番号
- 046-873-2774
- アクセス
- JR横須賀線 『逗子駅』徒歩15分
京急逗子線 『逗子・葉山駅』徒歩15分 - リンク
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