田越川の生き物
「逗子の水辺の生きものたち(河川・磯の市民観察会報告書)」
逗子市はその環境基本条例で「青い海と緑豊かな平和都市」を目指し、健全で恵み豊かな環境を世代を超えて引き継ぎ、市民の健康で文化的な生活を確保すること。また、生物多様性を確保するため、山林、河川、海岸等における多様な自然環境を体系的に保全するとしています。
2001年に逗子市環境基本計画に基づいて活動を開始した“ずしし環境会議まちなみと緑の創造部会”(以下部会)は、発足以来、逗子の自然環境の保全、子どもたちへの環境学習など各種の活動を実施しています。その活動の一環として次世代を担う子どもたちを対象に「逗子の身近な自然にはどんな生きものたちが暮らしているか」、「川や海などの水辺の自然に親しめる空間づくりを推進する」をテーマとして魚・植物・昆虫など、各種の観察会を逗子市役所の協力を得て定期的に実践しています。
各種の観察会のうち、魚については2003年から田越川水系の中流域で「田越川さかな観察会」(当初は「田越川ウオッチング」と称していました)、翌2004年からは逗子海岸西側の葛ヶ浜で「磯の観察会」を、2006年からは田越川河口域で「田越川河口のさかな観察会」を毎年定期的に開催し、現在も継続中です。
これらの観察会を開催して14年以上が経過しましたが、その間に多くの市民が参加し、観察された生きものを記録してきました。このほど、14年間にわたる活動成果を冊子にまとめ、田越川水系に生息する魚類計105種を報告した「逗子の水辺の生きものたち(河川・磯の市民観察会報告書)」を作成しました。
基本情報
- 住所
- 〒249-0007 神奈川県逗子市
- リンク
- ずしし環境会議メンバーズ